蜘蛛の巣図
横軸に
X
0
、縦軸に
X
1
を置き、曲線
X
1
=
0.02
(
100
−
X
0
)
X
0
を描きます。
X
0
=
80
とすると、
X
1
=
32
です。
次に横軸に
X
1
、縦軸に
X
2
を置き、曲線
X
2
=
0.02
(
100
−
X
1
)
X
1
を描きます。
X
1
=
32
とすると、
X
1
=
43.52
です。
同じように
X
3
、
X
4
を求めて描いてゆくと
(
X
n
,
X
n
+
1
)
=
(
50
,
50
)
に近づいていきます。
これらを一つの図にまとめられないでしょうか。縦軸に
X
n
+
1
、横軸に
X
n
を取り、曲線
X
n
+
1
=
0.02
(
100
−
X
n
)
X
n
と
X
n
+
1
=
X
n
を描きます(下図)。
(
X
0
,
X
0
)
(
=
(
80
,
80
)
)
から
(
X
0
,
X
1
)
へ線(青線)を引きます。さらに
(
X
0
,
X
1
)
から
(
X
1
,
X
1
)
へ線(赤線)を引きます(下図)。
次に
(
X
1
,
X
1
)
から
(
X
1
,
X
2
)
へ線(青線)を引き、さらに
(
X
1
,
X
2
)
から
(
X
2
,
X
2
)
へ線(赤線)を引く、...ということを反復的に繰り返すことで
(
X
n
,
X
n
+
1
)
が
(
50
,
50
)
に近づくことがわかります(下図)。
まとめると、縦軸に
X
n
+
1
、横軸に
X
n
を取り、適当な
X
0
を決めて(
k
=
0
として)
(1)
(
X
k
,
X
k
)
から
(
X
k
,
X
k
+
1
)
へ線を引く
(2)
(
X
k
,
X
k
+
1
)
から
(
X
k
+
1
,
X
k
+
1
)
へ線を引く
(3)
k
を
1
大きくして(1)に戻る
ということを反復的に繰り返すことで、
X
n
がどこへ向かうかが視覚的にわかります。以下のような図を『蜘蛛の巣図(web diagram)』といいます。矢印は向きがわかるように付ければ充分です。
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